ありがとうの重さ
実家で飼っていた犬が今朝息を引き取った。
父の定年退職祝いにと、私が知り合いから子犬だった大輔(あ、犬の名前ね)を譲り受けて、新幹線で連れ帰ったのだ。それ以来、父は毎日欠かさず散歩に行き、エサをやり、よく面倒をみていた。大輔も父をご主人様として認識していたようで、家族の中でも父に対しては特別の敬意を払っているようだった。
大輔の訃報は、私ももちろんショックだったけど、父のそれに比べれば、たいしたことはないのかもしれない。
そんな父が、電話の向こうでこんなことを言った。
「おまえからもらった犬だから、大事に育ててきたんだ。少し短命だったかもしれないけど、いい思い出をたくさんもらった。ありがとう。」
泣きそうになるのを必死にこらえ、やっとの思いで「こちらこそ。」とだけ答えた私。ありがとうという言葉に、これほど重みがあることを、ここ最近忘れていた自分を恥じた。
また、母は、こう言っていた。
「大輔はね、おじいちゃんのところに行ったんだよ。」
2年前に亡くなった祖父と、大輔が再会している姿が目に浮かんだ。あぁ、そうかもしれない、そうだといいなぁ。
いい思い出をありがとう、大輔。
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コメント
hitujiさん、コメントとトラックバックありがとうございました。あたたかいメッセージに思わずほろり・・・。
ペットの死は本当に悲しいですね。大輔にも、もっともっと長生きしてほしかった。
でも、もし、大輔のクローンができるとしたら・・・?
私はそれを選択しないと思います。どんなに手軽に、安価に、できるとしても。
だって、大輔はこの世でたった一匹。かけがえのないオンリーワンなんですもの。どんなにそっくりさんでも、クローンでも、彼の代わりにはなりえないと、私は思います。
いなくなってしまったのは本当にさびしいけれど、大丈夫。彼はずっと私たち家族の思い出の中で生きているのですから。
投稿: 亜季 | 2005年8月 6日 (土) 00時12分
家族同様に暮らしていた犬が亡くなって
残念でしたね。
命あるものに、必ず死はあるのですから、
別れは仕方ないことですが、
お父様のお力落としは、大変なものと思います。
それに対する貴女の心遣い、素敵な親子関係ですね。
大輔君のご冥福をお祈りいたします。
投稿: hituji | 2005年8月 5日 (金) 00時46分